言の葉


不思議な雨が降り続く 日々の後には
見たことのない草に囲まれた
大事に育てた言葉は 力もなく
咲かないまま渇ききってしまう

ただ一人君だけでも この葉の青さに
心傾けてくれるなら

次の流行の風に吹かれて
消されてく言葉たち 降り注ぐ雨は合わなくて
どんなに声を絞り出したら 伝わるの この想い
いつでまでも歌い続けるよ この声が枯れても

古き良き水が流れた 日々のことを
想いふけっては紛らわすけど
人の心は変わるから 力もなく
諦めることを考えてしまう

ただ一人君だけでも この胸の音に
耳を傾けてくれるなら

次の季節の風に吹かれて
薄れてく思い出は 止めることは出来ないけれど
どんな風にも動かせない 揺るぎない この想い
いつでまでも歌い続けるよ この声が枯れても


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