嘘のない歌


ため息のような風に吹かれ 君はただ歩き続ける
小さな鞄に詰め込んだ ガラクタが音を立ててる

ほら 聞こえるだろう その足音に合わせ

君は口ずさむよ 胸の中に咲いた花の歌を
遠き日々の想い こぼさぬように抱えながら

すれ違う人が声をかける 甘い言葉と軽い約束
水も過ぎれば花は枯れて 君の歌は終わるだろう

ほら 聞こえてるよ その足音に合わせ

光り輝くような 綺麗な言葉など無いけれど
心を映しながら 君は歌う嘘のない歌

いつの日にか 君のことを知らない人が
胸を震わせながら 歌っているよ 君の歌を

光り輝くような 綺麗な言葉など無いけれど
心を映しながら 君は歌う嘘のない歌
たとえ君のそばに 誰もいないと思う日だって
君の奏でる音色 この空はいつも聴いてるよ
この空はいつも聴いているよ この空がいつも見ているよ


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