観覧車


閉園間際の観覧車に 一人滑り込んだ
行き先を選べない丸い箱は 僕をそっと持ち上げる

一番高い場所で 終わり行く今日を見た

いつでも僕らは同じ場所で ゆっくり回っている
この空に小さな円を描き ゆっくり降りてくる
明日の為に…

音も立てず僕は 静かに回る

いつでも僕らは同じ場所で ゆっくり回っている
この空に小さな円を描き ゆっくり降りてくる
明日の為に…


inserted by FC2 system