ここから見える空の色


君はいくつもの街を抜けて いろんな木を集めてきた
時に涙を滲ませては 一つ一つ積み上げてた

傷つかないように 丸い四角を選んでる

あの日僕等は草に寝転んで 流れる雲を見てた
この手を空に掲げてみたら 届きそうな気がした

僕は僕で過ぎゆく人の 落とす影を眺めながら
形の悪い木を集めて 傾く空を気にしていた

滑り落ちるように 風は色を運んでゆく

今も僕等は風に吹かれて 流れる雲を見てる
変わり続けるこの空の色を 二人で見届けよう

同じ高さになったから二人は歩き始めた
同じ景色で 歩幅で

あの日僕等は草に寝転んで 流れる雲を見てた
この手を空に掲げてみたら 届きそうな気がした
今も僕等は風に吹かれて 流れる雲を見てる
変わり続けるこの空の色を 二人で見届けよう
 


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